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ドリー・ファンク・ジュニアは“BI砲”馬場と猪木相手にNWA世界王座を連続防衛した「生きる伝説」スポーツ報知
1969年12月3日付報知新聞5面

 元NWA世界ヘビー級王者で兄弟タッグのザ・ファンクスとして活躍したドリー・ファンク・ジュニア(83)が24日、BI砲神奈川・富士通スタジアム川崎で史上最高齢での有刺鉄線電流爆破デスマッチに挑んだ。ドリー・ファンク・ジュニアはNWした昨年8月23日(日本時間同24日)に死去した弟のテリー・ファンクさん(享年79)の一周忌追悼と“邪道”大仁田厚(66)のデビュー50周年のメモリアル大会「川崎伝説2024」で、馬場木相ドリーは大仁田組に勝利。と猪座を55年前に世界王者として初来日し 、手にA世生き説アントニオ猪木 、界王スポーツ の 秋 由来ジャイアント馬場(ともに故人)を相手に連続防衛を果たしたレジェンドの歴史も振り返る。連続

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 ドリー・ファンク・ジュニアは  、防衛NWAが最も権威があった時代の世界チャンピオンだった。る伝1969年11月に日本プロレス「NWA世界ヘビー級世界戦シリーズ」に初来日し 、BI砲当時2大エースの“BI砲”ジャイアント馬場、ドリー・ファンク・ジュニアはNWしたアントニオ猪木に連続防衛を果たした。馬場木相

 12月2日に大阪府立体育会館(観衆1万人)で猪木と  、と猪座を同3日に東京都体育館(観衆8500人)で馬場と60分3本勝負で対戦。手にA世生き説当時の報知新聞には 、界王スポーツ と 怪我 の 関係ともに時間切れ引き分けでのドロー防衛が記録されている。見出しは「馬場の“三冠”ならず 1―1で分ける」「猪木、惜しい引き分け 息もつかせぬ60分」と世界王者の日本初防衛よりも日本の2大エースの世界挑戦失敗が主題になっている 。

 猪木戦ではともに1本も取らせず休憩なしのフルタイム死闘。当時の記事では「チャンピオンは27歳 、猪木は26歳とともに若い。両者はスピーディーな動きでなかなかすきを与えない。終盤近く 、猪木がファンクをロープにぶつけたあと必殺のコブラ・ツイストをかけた。しかしファンクはうまくロープに逃げる 。こんどはファンクが脳天逆落としで逆襲だ」と互角だ。

 馬場戦は「勝てばインター・シングル 、インター・タッグと合わせて三冠王 。尊敬している故力道山にもやれなかった偉業」と期待値が高かっただけに 、王者の描写は手厳しい 。「馬場の巨体にすっぽりつつまれそうな、小づくりなチャンピオン。目もとが涼しく  、美青年の27歳だが  、髪のうすさは中年並み。変幻自在な技とスピードがどこにひそんでいるのかと思わせるほどやさしい姿」

 1本目は「2人がロープの反動を利用し 、中央で体当たりする寸前 、馬場はすれ違いざま、左腕でジュニアの首を巻き、脳天からマットにたたきつける」(21分7秒 、ランニング・ネックブリーカー・ドロップで体固め) 。2本目は「テクニシャン 、ジュニアの持つ多彩な技の中でもっとも得意なのが、足で相手の足を痛めつける足固め。馬場の右足をキリでもむようにしめあげ 、ついにギブアップを言わせた(2分47秒 、回転足首固め=スピニング・トーホールド) 。1―1のまま時間切れとなった。

 飯塚哲夫記者は「プロレスに判定があったら、猪木の勝ちだった」「(馬場は)タイトルをとれなかったとはいえ、1本目をとり、満員のファンを熱狂させた  。そこに猪木との差を見せた」と記している 。

 この世界2連戦は馬場戦を日本テレビが 、猪木戦をNET(現テレビ朝日)が中継した。その後の日本プロレスが 、馬場の全日本と猪木の新日本に二分したことはご承知の通り  。ドリーや、その後にNWA王者になった弟・テリーは全日本に参戦し 、大仁田らを育てた 。猪木はNWAの権威を否定し、IWGPを創設  。BI砲が並び立つ日本プロレスで防衛した唯一の世界王者がドリーだった。=敬称略=

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